1.相続税の基本

●相続税は人の死亡によって財産を取得した人が納めます。

基礎控除額など様々な税額控除があります。

●申告と納付期限は10か月以内です。

相続税の課税対象者

相続税は、人の死亡を原因として財産を取得した人に課される税金です。相続はもちろん、遺贈死因贈与を受けた人も対象です。生前贈与でも贈与税ではなく、相続税の課税対象となるケースがあります。

相続税の基礎控除額

相続や遺贈によって財産を引き継いだすべての人に相続税がかかるわけではありません。それは、相続税には基礎控除額というものがあるからです。相続税の基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」という計算式で求めます。相続財産の額がこの基礎控除額を超える場合に、相続税がかかります。


他にも様々な特例や税額控除がありますので、相続財産が基礎控除額を超えても、相続税を納めずに済むケースがあります。特に被相続人の配偶者は優遇されており、相続税を納めなくてもよいという場合が多くあります。(配偶者の税額軽減)。


また、相続税の申告と納税は相続が開始した日、つまり被相続人が亡くなった日の翌日から10か月以内に行うのが原則です。各相続人ごとに申告し納税します。

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